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やっぱりすごかった!NHK技研公開2012

5月24日から27日にかけて東京都世田谷区のNHK放送技術研究所にて開催された「技研公開2012」、初日に行って来ました。

技研に来るのは4〜5回目。毎回感動して帰ってきます。今回はこれまた午後から大学の講義とレコーディングがあったので、音の分野を中心にザッと見てきました。

NHK技研公開2012

ソーシャルTV teleda

ソーシャルTV teledaのパネル

ユーザー同士で番組の感想やお薦め番組の情報を共有できるサービス。

例えば、タブレット等を使用して離れた場所のおばあちゃんとチャットしながら番組を視聴。視聴中に「そういえば、おばあちゃんこんな面白い情報があったよ!」とタブレットからシュッとTVに飛ばして、おばあちゃんと情報をTV画面上で共有できたり。 また、サイト上で番組を視聴して、全然知らないユーザーと感想を言い合ったり。

teledaを使用した人が他の人の感想やレコメンドを読んで、知らなかったような番組も見るようになり、今までの統計方法では視聴率が高くなかった番組等が、teledaでは視聴率が高くなったという話も面白かったです。 僕はそういう、ソーシャルな動きが今までの何かをググッと真っ直ぐな方向へ戻してくれるようなことってかなりアツいなあと思います。

生字幕制作のための音声認識

アナウンサーや記者の音声を直接認識し、リアルタイムに字幕が制作されます。 更に、話題に追従して音声認識の言語モデルを適応化しているらしいです。認識した言葉から、今何の話題について喋っているのかを推定し、確率を高めているとのことです。

こんな記事を思い出しました。 アップルのソフトウェアキーボードに隠された2つの秘密。(iPhone & iPad FAN)

iphone4の僕は、まず早くSiriが使いたいですけどね・・・。

スーパーハイビジョン音響制作機器

実は大学の講義でNHK技研に見学にいくことが何度かあったので、22.2chを聴く機会は多くありました。数年前は三次元音響ミキシングシステムも凄く使いづらそうな印象だったけど、今回のデモではUIも綺麗になっていて普通にミキシングができそうな感じ。きっとこのまま22.2chで番組制作されていくんだろうなあと、NHKのパワーを感じました。

他にも22.2chヘッドホンプロセッサーの音を聞けたり、3次元残響付加装置のデモも聞けたりしました。

技研公開の最後の方のエリアには前方のスピーカーだけで22.2chを再現するデモもあったけども、どうしてもリスニングエリアが狭い印象。HRTF使ったものはどれもそんな感じですが・・・。今回一番詳しく話を聞きたかった項目なのですが、誘導の方しかいなくて、全く聞けず。時間になってしまい帰りました。しかも、この家庭用のデモは周りの誘導員の声が大き過ぎて正直よく聞こえませんでした。笑

スーパーハイビジョン音響方式のチャンネル配置

なぜ22.2ch、24個のスピーカーなのか?ということがクリアに分かるポスター展示。

実際に実験をされた方に、詳しく話を聞くことができました。

スピーカーを細かい間隔で密に配置した状態から、どの程度までスピーカーを間引くと、「音の包み込まれ感」の差が分かるのか、という評価実験を行ったようです。

まず水平面ですが、基準の配置は15度間隔。そこから、45度間隔までスピーカーを減らしても差は分からなかったようです。少し鈍くなりますが仰角においても同じく45度間隔までは間引いても差は分からなかったとのこと。だから中層上層にはそれぞれ9個、10個置いてあるのですね。(前方のスピーカーは更に定位感出すためですね)

個人的に一番面白かったのは、22.2chの要求条件としてリスニングエリアを広くするという項目があり、それについても実験を行なっていたことです。ちょっと、なぜ?という結果もありましたが、結論としては5.1chサラウンドの場合よりもリスニングエリアは広く取れるということ。

サラウンドの作品を制作したりする身からすると、リスニングエリアは大きな問題です。どうにかしてどこで聴いても効果を感じられるようになればいいのですが。

次回の技研公開も楽しみです!


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