【おすすめ本】サイエンス・パレット『統計学』
昨年に出版された新書なのですが、サイエンス・パレットの『統計学』が読んでみて非常に良かったのでご紹介します。
統計の本にも関わらず、数式は一切出てきません。専門の方や既に多くを勉強されている方には真新しい発見は無いかもしれませんが、「そもそも統計学とはどういうものか」、「データ分析とは何なのか」について、非常に客観的で偏りの無い視点で本質的に語られています。
近年の統計の盛り上がりを見ていると、あるデータに対して様々な手法でもって分析して、魔法のような結果を出すといったイメージが先行しているような気がします。
しかし、この本ではいかにデータの「質」が大切か、なぜ大切なのか、そしてどうやってデータを収集すべきかについて、今までの業界の失敗例などを挙げながら丁寧に解説されています。
導入本にも良いと思いますし、少し統計を学んだ後で読めば、色々な注意すべき点を深く再認識できるかもしれません。
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