Texpadでどこでも論文作成できる
私は論文から手紙(!)まで、文書のほとんどをLaTeXで作成しています。
卒業論文を書く際にWordが重すぎてツライという話をしていたところ指導教員に紹介されて以来、まだまだ初心者ですがファンになってしまいました。事あるごとに周りに布教しています(私の学科は基本的に文系ですが)。
テキストエディタで文書と命令コマンドなどのソースコードを記述し、後にコンパイルすることでPDFを出力してくれます。書いている時にデザインなどが気になったりしないので、とにかく内容に集中できますし、軽い、そして自動で目次や図の通し番号をつけてくれたりと、何かと便利です。
しかしコマンドはある程度覚えないといけませんし、コンパイル周りで色々と面倒な設定があったりもするので、そういうのが苦手な人にはおすすめしません。
MacへのMacTexの導入
Mac OSにLaTeXを導入する方法は色々あるのですが、特にこだわりが無ければMacTexを入れるのが便利だと言われています。私もこれを入れました。
MacTexを導入すれば、TeXの処理系、そして統合環境やエディタなどのツールが一気にインストールできます。とりあえずLaTeXライフを始めることができます。
ダウンロードはこちらから。おそらくインストール時に困ることは特に無いと思います。
Texpad(総合環境)の導入
そもそもどんなテキストエディタを使っても記述できますし、コンソールからコンパイルできるのですが、総合環境を使えば文書を作りながらショートカットキーですぐコンパイルしてPDFをチェックできたりと、かなり便利です。
私のおすすめが、Texpad。
有料ですが、マルチウィンドウでPDFを見たり、オートコンプリートやスニペットも充実しており、色々な設定も簡単にできます。
Texpadを起動したら、左上タイプセットボタンの右側にあるタイプセットの設定で、タイプセット構成を手動に、エンジンをpLaTeX→dvipdfmxにすれば日本語でコンパイルできるはずです。
iOS用Texpad
TexpadにはiOS用もあります。DropboxやTexpad Connect(Texpadの書類同期サービス)を使って、ネット環境さえあればどこでも編集ができます。
デスクトップ版とほぼ変わらずにコンパイルもできるので、iPad上で出力されるPDFもプレビューできます。
私はこの前手に入れたBluetoothキーボードと組み合わせて、iPhoneかiPadがあればどこでも論文を進めることができるようになりました。
それで論文のクオリティが上がったかどうかはまた別の話です。
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